目の前に迫る生活の不安に向き合い、産業優先の政策からの転換を進め、生活基盤を整えることに力を注がなければなりません。
ローカルパーティ神奈川ネットワーク運動(NET)は、生活のニーズを捉えセーフティネットを拡げる政策を掲げて、その実践に取り組んで来ました。地域には、政府や官僚に委ねる事なく参加と相互扶助によって、市民金融や平和や環境、地域福祉を実践するNPOが広がっています。また、私たちNETが2001年に創設したチャレンジ基金には、社会に必要な「もの」や「サービス」を自らつくりだし、新しい発想で社会を変えていくチャレンジが寄せられ続けています。
これらの事業や活動から人と人との信頼によって成り立つ新しい経済と雇用が生まれました。次々と発見される課題に対して市民社会の知恵や資金を循環させ「連帯」することによって、地域からセーフティネットを強くすることができるのです。
2009年、あらためて、私たちは、市民社会の多様な価値を受けとめ制度として根付かせる政治の役割を果たしていきます。さらに、ローカルな運動からグローバルな連帯へと視野を拡げ、未来を創る地域政治を実践します