社会全体一つのクラブなら
「社会全体一つのクラブなら」
安英学さんは、こんな表現ができる本当に素敵な方でした。
朝鮮学校から日本の大学に進学し、Jリーグや北朝鮮代表チーム、韓国Kリーグと、さまざまな環境でサッカー選手としてプレーされた安英学さん。2002年日本人拉致をめぐり北朝鮮への批判が高まる中、アルビレックス新潟でサポーターから大きな声援を受けプレーした経験や、2017年、古巣アルビレックス新潟のホームスタジアムで引退セレモニーが実現したくだりには胸を打たれます。
続いて、朴載守さん登場。神奈川朝鮮中高級学校が取り組んできた「神奈川ミレプロジェクト」に位置付けられたリノベーションプロジェクトについての報告がありました。2023年6月~11月に実施したサポートファンディングでは、10人の支援者の呼びかけに243人から3,615,757円が寄せられたとのこと。わたしたちのプロジェクトリーダーたけちゃんこと竹中麻美の奮闘ぶりも紹介いただいたりして。て「気遣いの人」朴さんのお人柄に今日も感謝。
神奈川朝鮮中高級学園の3人の卒業生のお話も、信頼できる仲間や大人に囲まれて過ごしたことが伝わるメッセージでした。
私は、アスリートでもなく、サッカーファンでもなかったけれど、スポーツから学べることはたくさんあるし、国家や民族を超えて人と人がつながるという当たり前のこと、あるべき姿を再確認できました。