待機児童数に包含されている多様なニーズ

神奈川ワカーズコレクティブ連合会保育グループの皆さんと

23日の神奈川ワカーズコレクティブ連合会保育グループの皆さんと、県の担当課との意見交換に参加しました。神奈川の保育の課題と言えば、まず待機児童問題があげられ、来年度も安心こども基金を活用し保育所整備が進められます。保育所整備はもちろん必要ですが、保育現場では、「週3日以内の就労でも良いが週4日以上という保育所入所要件に合わせた仕事を探している」、「保育内容には満足しているが保育料の負担を考えると認可を選択したい」といった声も捉えています。地域の小規模保育施設が提供するフレキシブルなサービスには、子育て世代のニーズがストレートに寄せられており、待機児童数に包含されている就労支援に留まらない多様なニーズを丁寧に分析していく必要性が訴えられました。
国の待機児童解消『先取り』プロジェクトの拡充強化策では、グループ型小規模保育事業や地域型保育・子育て支援モデル事業を創設し、小規模かつ多機能な保育事業を実施しすることや、各市町村に子育て当事者が参画し、政策効果の検証や事後評価を行う「地方版子ども・子育て会議」を設置することも示されています。方向性としては悪くないと思いますが、財源が担保されないところで、新システムを論じても、モデルを制度化することには繋がりません。
担当課からも、基準を満たした施設に補助をする、スタンダードな保育が基本であることが強調されました。つまり、ニーズの高さや保育の質を評価することは困難です、まずは待機児童「数」の問題なんですよと聞こえました。
しかし、今神奈川県は声高に「基準を満たした施設に」などと言える状況ではないはずです。引き続き、保育所の面積基準緩和問題についてレポートします。
レポート:「保育所面積基準と保育の質」