ローカルパテーティ、全国交流集会2014
19~20日、全国のローカルパーティが千葉に集まり交流集会が開催されました。
基調講演では、元我孫子市長の福嶋浩彦さんが、「地方分権を取り戻す」というテーマでお話されました。福嶋さんからは、避ける事の出来ない人口減少社会を前に、どう社会の質を高めいくのかという重い問いかけがありました。同時に、自治とは、徹底して市民一人一人から出発するものであり、その土台は直接民主主義であり、住民投票を使いこなすことや、間接民主主義のあり方として、住民合意を作る議会の役割や議員間討議の重要性も確認しました。
基調講演に続き、各地の議会改革の取組みとして、北海道江別市、長野市の議会基本条例の制定プロセスや活用状況について、東京からは小平の住民投票条例直接請求運動についての報告がありました。神奈川からは、「鎌倉市省エネルギー推進及び再生可能エネルギー導入の促進に関わる条例」制定運動と、自治体や産業界に対し、がまんしないで得する省エネ・節電への切り替えを働きかける活動「電気をカエル計画」について報告しました。地域からの報告からは、対話を重ねる重要性と、そのための「場」を社会的に作り出して行く必要性を意識させられるものでした。
2日目は、調査活動の分科会で、各地域の独自調査と政策形成活動を共有しました。また、残土・産廃の現場とソーラーシェアリングなど環境施策に関するフィールドワークや、団地再生で福祉のまちづくりの取組みを学ぶフィールドワークなど盛りだくさんのプログラムに多くのメンバーと参加しました。新たな地域福祉拠点を作り出す動き、エネルギーを自治する動き、ユニバーサル就労への取組みや、住まうこと・食べる事をもシェアすることなど、現場には創意工夫があり、さまざまな場面で縮小社会を強く意識する2日間となりました。神奈川における今後の活動に生かしていきたいと思います。