1995年、8人の女性たちが、マッポというまちを選び「共同保育」を立ちあげ、その後、マッポ地区には、学童保育、代案学校、生協などが次々とつくられていきました。
来春には、30億ウォンをかけた新たな対案学校「ソンミ山学校」が完成する予定です。その資金として70家族から7億ウォンの寄付が寄せられたそうです。韓国市民社会の寄付文化、凄いです。
マッポ地区には、ソウルでわずかにしか残っていない自然緑地ソンミ山(面積3万8千坪)があります。この山全体の3分の1にあたる面積に排水地を建設するソウル市の計画に対し、地域の団体や住民たちのソンミ山を守る運動が続けられてきました。この運動を成功させた経験が共同体運動の原動力となっています。
非常にシンプルで平易に言い表した「まちの憲章」に象徴されるように、彼らがつくったものは、そのコンセプトが非常に明解です。
「まちの台所」などという総菜屋さんもありました!(マッポ生協の無農薬・有機野菜を使った総菜です)