「カジノ・IR事務事業の停止を求める再度の意見書」提出

本日5月14日、カジノを考える市民フォーラムとして、林文子横浜市長あてに、「カジノ・IR事務事業の停止を求める再度の意見書」を提出しました。

13日、横浜でのライセンス獲得をめざしていたラスベガス・サンズが日本進出を断念すると発表したばかり。
林市長は、国がIR実現を目指す以上、横浜市も誘致を続けていくとしていますが、コロナ禍でカジノ市場がほぼ消滅する中で、100億ドルともいわれる巨大投資を行えるカジノ企業があるのでしょうか。
意見書では、改めて以下の内容についても、市長にお尋ねし回答を求めています。

1. 多額な投資を表明していたラスベガス・サンズが撤退しましたが、市長は依然として、カジノ・IR事業を推進していくことを表明しています。大変厳しいコロナ禍の状況の中で、ラスベガス・サンズ以外の事業予定者の経営状況を把握されているのでしょうか。

2.コロナ禍により、長期の景気の停滞が想定される中、民間投資によるIR事業には大きな懸念が生じています。ラスベガス・サンズの撤退により、これまで市長が、議会や市民説明会で発言していた進出事業者からの投資額、収支、横浜市への財政的寄与に違いは生じませんか。このままで宜しいとお考えなのでしょうか。

3.世界大恐慌以上の景気後退と言われる中、カジノ・IR事業だけでなく、 本来は市政全般を見直していくべきと考えますが、いかがお考えでしょうか。取り分け、観光政策は重要としつつも、「人の移動が長期的に制約されることが想定される」中では、過度な依存は限界があります。基本戦略を練り直していくべきと考えますが、いかがお考えでしょうか。

4.新型コロナウイルスから市民の生命を守るため、今はその対策に全力を傾注すべきです。即時にカジノ・IR事業を停止し、その予算・人的配置も含め、振り替えるべきと、再度強く申し入れます。