働いていても・いなくても預かる

はるばる北海道の北広島市議会民生常任委員の皆さんが、「働いていても・いなくても預かる」をテーマに、ピッピ親子サポートネットに視察に来てくださいました。
せっかくの機会なので、23年前に遡って、ピッピの「働いていても・いなくても預かる」を振り返ってみることにしました。そうなんです。23年前に始まった子どもミニデイサービスまーぶるの取り組みから見えた「社会に必要なこと」が今につながっているのでした。
様々な理由で、子どもを預ける場所を必要としている人たちがいる。でも。子どもたちを育てる専門性をもった認可保育所は、在宅子育て家庭にとって遠い存在でした。

そんな時に、ドンピシャのタイミングで、150坪の土地を使ってくださいという呼びかけが舞い込んで…。認可保育所の制度を変えたくて認可保育園を作ったのでした。そこから20年、働いていても・いなくても預かる保育園は少しづつ広がり、「誰でも通園制度」に象徴されるように、ポスト待機児童時代を迎えて政策転換の時を迎えています。おそらくこの先も、私たちは、理由を問わない預かりを通じて、「保育園をすべての子育て家庭にひらかれた場に!」と、進んで行くことになるのだと思います。

ところで、北広島市といえば、真っ赤に染まったエスコンフィールドHOKKAIDOのスタンドの景色も記憶に新しいところ。エスコンフィールドで日ハムに3連勝して、今年のカープは鬼門と言われるセ・パ交流戦を5割で乗り切ったのであります。
勝手に北広島市と遠からぬ縁を感じている私、あらためて調べてみたら、北広島市の市民憲章の冒頭にはちゃんと書かれてました。「わたしたちのまちは、広島県人らによって築かれ、北海道の寒地稲作をうみだした、誇りある伝統をもつまちです。」と。じわーときます。
民生常任委員委員長の中川昌憲議員によると、北広島の少年野球チームは、かつてはどのチームもチーム名に「カープ」の名前が入っていたんだそう!すーごい広島愛。そんなお土産話もお聞かせいただきました。

個人的には、次の機会にはぜひぜひ、あのエスコンフィールドで日ハム対カープの試合を観戦してみたいと思ってます。