JOC評議員もそう取っ替えしたほうが良い

日本オリンピック委員会の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」と発言したの東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長「その場にいたJOCの評議員会のメンバーからは笑い声もあがった」という記事(朝日新聞)を目にして、まず思ったことは、森さんは論外だけど、誰も止める人は居なかったのか!この差別発言を。

森会長は、1日経ってその発言を撤回。
こんな風に。
「昨日の発言につきましては、オリンピック、パラリンピックの精神に反する、不適切な表現であったと、深く反省しております。発言については撤回したい。不愉快な思いをされたみなさまには、おわびを申し上げたい。」
これを一気に読み上げた後の森氏、その後の記者の質問に答える中で、冒頭の謝罪はどこかに行ってしまって、本音を曝け出してしまったようです。
「仕事に支障があるようになってはいけないから」のお詫びだったと。

女性を一括りにして差別的な発言をした、そのことを謝罪したのではなかったのですね。
なので、今後、国内や世界にどう説明するか?と問われても、「これ以上のことを申し上げても、また誤解が誤解を生む」などと応じ、「女性の話が長いと思っているか?」と聞かれれば、「最近、女性の話を聞かないから、あんまりわかりません。」ととぼけ、
仕舞いに「面白おかしくしたいから聞いてんだろ?」と吐き捨てて者会見は終了してしまうのですから。

面白くも、おかしくもないです。誤解もしていません。
森氏は偏見に満ちた発言をし、それを諌める人もいなかったということ。
菅首相は、立憲民主党の枝野幸男代表にこの森会長の発言を問われて、「承知していない」と答弁。国際的にも強く批判されている中でこの感度はどうかと思う。

オリンピックを巡っては、直近のマスコミ調査で7月開催への反対意見8割という状況でもコロナがどういう形であろうと必ずやる」という森発言や、医療がひっ迫する中、五輪に医療従事者1万人確保したいという橋本聖子五輪相の発言批判が集まっていたところにこれ。

こうした残念なニュースとともに、日本のジェンダーギャップ指数が153か国中121位というデータも紹介されてしまいます。
JOC評議員は57人いて女性は1人だけだったんですね。この際、総取っ替えしたほうが良いと思います。