平和をつくる市民社会の役割

 イスラム国により拘束されていた日本人ジャーナリストが命を落とされました。言葉が見つかりません。安らかなお眠りをお祈り申し上げます。
 
 このたびの事件は、人権侵害・犯罪であり許されるものではありません。事件を受けて、邦人救出にかかる問題として海外における自衛隊の活動についての議論の必要性も提起されていますが、政府は、あらためて、なぜ人質となられた方々の命を救えなかったのかを検証すべきだと思います。その上で、軍事によらない安全保障の道を希求し、「敵を作らない外交こそが日本人を守る」実践と共感を広げていくことに本気で取り組んでほしいと思います。
 
 亡くなられたジャーナリスト後藤健二さんのお母様は、日本が唯一の被爆国という歴史も背負い、平和国家として歩んで来た歴史を語られていました。
くり返される憎しみの連鎖を止めるためにできることを、私たち一人ひとりが考えなければならない時です。まずは、歴史に学び未来を見据え、対話を重ねていくしかないのではないかと思います。
 戦後70年の節目の年に、平和への道を歩み続けるために私も行動したいと思います。