エネルギー自治社会に向けて

生活クラブの風車建設・稼働記念イベントでした。
基調講演では、飯舘村でIターン就農対策などの調査研究もなさった高橋巌さん(日本大学生物資源科学部教授)から、福島の厳しい状況が報告されました。僅か数時間の停電で炉心溶解、水素爆発に至った原発事故の破滅性・危険性、30年の稼働で数万年の管理が必要となる放射性物質の問題、そして、被ばく労働の非人間性にも触れられ、原発がなくても電気はまかなえるとメッセージされました。また、JA広島中央会が取組んできた小水力発電も紹介されました。県内でも、相模原市藤野の取組みが注目されていますが、地域単位の取組みを支援できるしくみが求められます。活動展示、企画ブースには、NPOエコメッセやWE21ジャパン、川崎市民石けんプラント、地球の木などまちづくり、環境NPOが多数参加。CELK=クリーンエネルギーライフクラブのブースでは、生活クラブ生協東京と神奈川合わせて132世帯が参加した太陽光発電モニターの10年間の貴重なデータを見せていただきました。組合員の活動、環境委員会の省エネアクションプースでは、ワットモニターや、アンペアチェックカードを用いたエコライフ家計簿やアンペアダウン活動を紹介されていました。ぜひ、地域で共有させていただき、高効率照明への切り替えアクション「電気をカエル」運動とともに、夏の省エネアクションの取組みを拡げていきたいと思います。