東アジア環境情報発伝所が市民レベルの交流や協力のためにこだわられたのは「言葉」。言葉の壁を超えるために、日中韓3言語環境情報発信サイト“ENVIROASIA”を運営されています。
また、2002年からは、日本、中国、韓国など東アジアで環境問題に取り組む環境NGOや市民が中心となった国際会議「東アジア環境市民会議」も隔年で開催され、あらたなアクションに繋がっています。
パソコンや携帯電話、家電製品などの電気・電子機器廃棄物が、違法に中国に運び込まれているE-waste問題や、世界の工場と言われる中国において発生している水汚染による環境問題、健康被害に着目し、現地調査や企業への働きかけを行うとともに、政策提言に取り組まれています。
また、1月に、横浜で開催された脱原発世界会議では、日中韓、モンゴルという東アジア4カ国のパネラーによるセッションを担当され注目を集めました。
地域を超えた連帯を模索する活動が、社会における様々な問題を我々一人ひとりの問題として認識し、自分の暮らす場を大切にするという視点に支えられていることに共感を覚えました。