福島と繋がり未来を考える その2

子どもたちを放射能から守る福島ネットの佐藤幸子さんのコーディネートで野菜カフェ“はもる”を訪問しました。
“はもる”では、内部被曝を少しでも少なくするために、また、放射性物質だけでなく、農薬・食品添加物などの化学物質出来るだけ排除するため、西日本の生産者とつながり有機野菜やお米、水などを販売されています。DVDや書籍の販売、学習会や相談会の実施など情報センター・サロンとしても機能しています。

運営は、会員会費や寄附に依る所が大きいそうですが、税制改正により認定NPO法人制度が改正されても、依然認定NPOのハードルは高いとのこと。寄附を集めるために、むしろ、海外への情報発信に取組んでいるそうです。そこで、自治体独自の税制優遇制度として神奈川の指定NPO制度の取組みも共有しました。

7日には、南矢野目の仮設住宅で手仕事教室のボランティア活動をされている富田英子さん(鎌倉市在住)の案内で、浪江町から避難されている皆さんとも交流させていただきました。分散避難によりあらゆる繋がりが分断されるなか、手仕事(裁縫)を通じ少しずつ顔の見える関係が生まれてきた経過を伺いました。今後、皆さんの素敵な作品を神奈川で手に取っていただけるようネットワーク作りにも参加させていただきたいと思います。

「政治は応用問題」とのご指摘もありました。制度と制度のすき間に有る生活課題に目を向けることがなければは解決しないという貴重なメッセージをいただきました。