「さくらの森保育園」開所式

保育園は社会につながる現場

大和市に開所した「さくらの森保育園」の開所式に参加しました。
さくらの森保育園は、大和市で初めてのNPOが運営する認可保育所です。

大和市には、たくさんの市民事業があり、子育てや介護、移動サービスなど、必要なサービスを市民が担い手となって展開されています。かつて、私も青葉区の皆さんと大和の市民事業見学ツアーに参加し、NPOの実践と連携を学ばせていただいた経験もあります。開所式にも、実にたくさんの地域のNPOの皆さんが参加されていました。

以前にお話をうかがった認定保育室「もこもこ」の皆さんも大ぜいいらしていました。待機児童の受け皿となる認定保育室、在園児数が時期により大きく変動するなか、認可園では対応できない一時保育など柔軟なサービスを展開されています。子どもを預けたいという理由は様々です。コミュニティや家族のあり方が変化し、子育ての孤立化という問題も健在化しています。待機児童数に現れない、子育て支援ニーズを捉えることが、結果として待機時解消にも繋がるはずです。かつて、一時保育をテーマに県と円卓会議も開催させてただきましたが、まだまだ、一時保育の可能性や重要性が認知されていない状況です。

さくらの森保育園は、一時保育に積極的に取り組まれています。
多くの福祉現場との連携、経験の交流も活かして認可保育所であってもニーズに寄り添い柔軟なサービスを展開し、その実践を持って制度をつくり変えていく社会に繋がる現場であってほしいと願います。