大きく変わりつつある子育て支援施策をリードしてきた現場からは、一時預かり事業や小規模保育を拡げる政策提案への取組や、学齢期や障がい児のサポートなど子どもに寄り添いながら事業を展開してきた実践の報告がありました。また、ヘルパーステーションからは、介護保険事業よりも独自の生活支援やチャイルドケアサービスのニーズが高いという状況が報告されました。高齢化の進むすすき野地区で展開されている健康麻雀や将棋を楽しむ方たちのサークル活動も見守り助け合う地域の活動につながっています。ボランタリーな生活支援サービスも始まっています。いずれも、制度の狭間にある多様なニーズがうかがえまます。
2012年に予定されている介護保険の改正では、市町村の判断で生活支援を介護保険から除外できるという方向性が打ち出されています。 一方で、NPOやボランティアを活用し、配食や見守りなどのサービスを提供してことも検討されていますが、地域の自発的な活動を生かしながら、共助や公助がバランスよく提供できることが望ましいと思います。
交流会を通じ、それぞれの活動を知りネットワーク化するきっかけをたくさん発見できました。