一票にこめた怒りや期待に応える政治を

参議院選挙を終えて

昨日、投票が行われた参議院選挙は、与党の過半数割れ、自民党の歴史的な敗北に終わりました。神奈川選挙区でも、自公の一角が崩れました。しかし、首相は、こうした厳しい国民の審判を受け入れるどころか、早々に、今後も政権を維持し、責任を果たしていく意志を表明されました。ここに、政治的優先課題をとらえられないまま、民意とのミスマッチを起こしてきた安倍政権の本質的な問題が現れているのではないでしょうか。
政治は市民のためにあり、民意を推し量り、生活課題の解決に力を注がれなければならないはずです。安倍首相は、「改革続行」を唱え続けられていますが、生活の豊かさを実感できる経済成長、格差の解消、年金・福祉など社会保障制度を再構築し生活の安心をつくることこそが求められています。
東京選挙区では、全国市民政治ネッワークの仲間で前東京生活者ネット代表の大河原まさ子さんがトップ当選を果たされました。地域政治と国政治の新しい関係をつくり、生活を豊かにする政治、「生活のプロ」として当事者性の高い政治期待しています。
政治は、市民が一票にこめた怒りや期待に応えなければなりません。私たちも、政治と生活をつなぎ、政治への参加をひろげ、社会の改革に責任を持つための政治を実践していきます。