私のコモンセンスだ

市民と議員の条例づくり交流会2005

16日、私は、条例交流会に先駆けて、来週開催予定の介護保険フォーラムの打ち合わせに参加。そこで、聞かれたのが一人暮らしのお年寄りをねらった詐欺の話題。利用者のお宅にあったリフォームの請求書を発見し、あやうくピンチを逃れた話や、40万円もする浄水器を買わされた方のクーリングオフの手続きをされたワーカー話も聞きしました。これらは、介護現場で活動されている方たちからの報告ですが、ヘルパーやケアマネさんが、高齢者が詐欺事件に巻き込まれる事例が本当に多いと話されていました。 さて、前置きが長くなってしまいましたが、条例交流会では、住民基本台帳の「駆け込み大量閲覧防止条例」制定に向けて、神奈川ネットからも、直接請求を行なうネット二宮の村田邦子町議と、県内初の条例化に成功したネットワーク鎌倉の森川千鶴市議から報告を行いました。
議員立法に取り組む意義や数々の事例も報告されましたが、生活課題から広がる運動がなければ、「市民とつくる条例」にはつながらりません。政治参加する経験を拡げていく直接請求運動の意義も大きいです。
特別セッションでお話された竹下譲さんも、権力を得るという意味から選挙で当選したという事実は非常に大きいが、専門家になるためではなく、また、力量を競いあうのでもなく市民と同じ目線を持つことが重要。法律の知識よりも、市民の感覚・常識が必要。時には法律が悪いと言ってみようと大胆な提案。さらに、法律ではなく政省令に依拠した行政に対し、「私のコモンセンス」なるものをぶつけてほしいとエールを送られました。私たち議員に求められているのは、まさに市民のコモンセンスにもとづいた正しい権力の使い方です。