住民投票を実現しよう〜羽田新ルート撤回街宣デー〜
9月15日、羽田新ルート撤回街宣へ!
品川・生活者ネットの皆さんと、住民投票の実現にむけて訴えました。
2020年11月、品川区議会に、羽田空港の新飛行ルートの賛否を問う区民投票条例案が提出されました。奇遇にも、その時、私たちも、横浜でカジノ・IRの是非を問う住民投票条例制定をめざす直接請求の真っ只中でした。
IR事業は、観光立国の実現にむけた重要なカードとされ、官邸主導ですすめられた国家プロジェクト。
コロナ禍で、社会情勢が急激に変化するなかでも、インバウンド需要や経済効果を大きく謳い、強引に誘致が進めらていました。
そんなIR誘致と重なるような羽田新ルートをめぐる問題。
品川・生活者ネットの皆さんが取り組んでいた直接請求運動の行方も、大変気になっていました。
品川における直請求運動は、法定署名数の約3倍の署名を集めて本請求に進んだものの、品川区議会では、18対21と反対がわずかに上回り、条例案は否決されてしまいました。この結果も横浜の経験に重なります。
横浜では、2021年の横浜市長選挙でIR誘致を撤回することを公約にした市長が誕生したことで、大きな政策転換が起こりました。住民投票条例の制定を求める直接請求署名を呼びかけた際、そして、議会で住民投票条例案が否決された時にも、「住民運動ではIRは止められない」との意見も聴かれましたが、横浜市が国にIRカジノの整備計画を提出する寸前、絶体絶命のピンチから一転、IR誘致は撤回されました。
品川では、羽田新ルートをめぐって、今一度、住民投票の実現をめざす運動が展開されています。
羽田新ルートをめぐっては、昨年6月、「現行の管制システムであれば、需要が回復しても従来の海上ルートでの増便が可能」との国会答弁もあったそう。
また、まもなく品川区長選挙、区議補欠選挙も始まります。
そんな情勢で、羽田新ルート撤回街宣でのアピールにも力がこもります。
羽田問題プロジェクトの大村究さんのアピールでは、来たる区長選挙や区議会議員補欠選挙の重要性が訴えられました。視覚障がい者で元参議院議員の堀利和さんは、視覚障害の方たちにとって、周囲の音がかき消されることがいかに不安で危険な状況であるかお話しされました。誰にとっても、騒音と落下物の危険に晒される頭上300メートルという超低空飛行の苦痛や恐怖は計り知れないだろうと思います。
直接請求運動を通じて、品川・生活者ネットの皆さんとは、お互いの経験に学ぶ機会を持ってきましたので、共にアピールする機会を頂き、当時を思い起こし、アクションを積み重ねることの意義を再確認できました。
品川区議会議員補欠選挙に向けては、品川・生活者ネットワークのいながき孝子さんの公認も決定したそう。
1票の力も信じたい。頑張ろう。