午後二時半に、緑区霧が丘団地ショッピングセンターの厨房をスタートした配達車に市が尾で合流。ドライバーのMさんは、毎回50キロ位の距離を走行されるそうですが、今日は、藤が丘から美しが丘西、たまプラーザなど41件のお届けです。
認知症の方には、丁寧に説明をし、テーブルまで食事をお届けします。握力の弱い方には、配送容器のフタも外してお渡しするなど、細かな指示に従って、丁寧なケアがされていました。雨の日は、食事をタオルで包んで運ぶそう。不在の際は、事務所への連絡などの事務作業も発生します。
ケアマネや家族に連絡が取れないときには、夜、再度利用者宅を訪ねることもあるそう。でも、今日は、お天気だし、お留守も一件もなくて良かった!
60代の男性Mさんは、お連れ合いの勧めでワーカーになられたそうですが、故郷にも、こんなサービスを作りたいという仲間がいるそうです。そして、このまちは、市民が担う力があり、生活にゆとりがあることがその条件ではないかというお話も伺う事ができました。
配達車が霧ヶ丘にもどる18時頃からは、容器の洗浄作業が待っています。朝8時から夜8時頃まで調理、配膳、配達、容器洗浄とワーカーはフル回転です。「たすけあい」と「地域のつながりのネットワーク」そして「地域で働く場」としての「なご味」の頑張る現場に触れ、地域福祉の充実のために、福祉現場から制度提案を進める必要制を痛感しました。