障害児のケアを通じて訴えたこと

10月24日、NPOやワーカーズ・コレクティブで福祉事業を運営する皆さんと円卓会議に参加し、横浜市の担当課と、子育て、介護、教育、環境と多岐にわたるテーマで意見交換させてもらいました。
今日は、障害児のケアを通じて訴えてきたことで「少しづつ進み始めるかもしれないこと」と、「なかなか進まないこと」を記しておこうと思います。

少しづつ進み始めるかもしれないこと「#障害児計画相談支援
障害児のための計画相談支援事業者の数は圧倒的に少ないです。
子どもが成長すると、その子は大人の計画相談枠に自動的に移行する。そうすると事業所として児童計画相談に力を入れたくてもキャパが埋まってしまいます。なので、障害児計画相談支援は届出事業所数に比べて、実際に子どもの計画を作成している事業所が少なくなっているのでは?
事業者を増やすために、市も独自に療育センターからの移行の際の初回加算制度を創設したり、事業所ヒアリングをしたりと、「なんとかしなくちゃ感」は共有できている。(と思いたい)
相談員は、通院同行だとか、施設見学だとか、家族支援だとかにかなりの時間を費やしていますが、それらは「基本相談」に位置付けられて、この仕事については報酬はゼロ。「計画相談」に位置付けられているサービス等利用計画を作成したり、モニタリングを行った時には報酬があるけれど、介護保険のケアマネさんの行う「給付管理」のように毎月報酬が得られるわけでもありません。

計画相談事業のみで事業を成り立たせることはとても難しいのです。その現状を明らかにするところから一緒に知恵を絞っていきたいなと思っています。そんな話をいたけれど少しは扉を開けられたかな。

△なかなか進まないこと「#ガイドヘルプ 事業」
ガイドヘルプ事業は、障害ゆえに移動に困難を抱える方の移動を支援する事業とされています。
ただし、「ヘルパーが利用者とともに行う活動や、ヘルパーに資格・習熟・用具の準備を求める活動等は、ガイドヘルパーの業務とすることは難しく、対象外としていますの でご理解ください。」 ともあって、一緒にプールや温泉に入ったり、キャッチボールしたりカラオケを一緒に行うようなことは支援の対象外です。
だけど、プールや温泉、キャッチボールの相手として、常時ボランティアや支援してくれる人がいるわけじゃない。カラオケだってそう。たまのカラオケでリモンコン操作に戸惑うことありませんか?とにかく誰でも等しく楽しめる環境が整っているわけではない。
そんなわけで、ヘルパーはプールサイドやカラオケボックス入り口まで付き添って、「じゃあね」とはなりません。
今年の夏は観測史上2番目の暑さだったそう。ザブンと水に飛び込みたくなるよね。
プールに入って気持ちよさそうに体を動かす利用者さんのために、「移動支援で出来ない活動のサポートも諦めずにご相談ください!」と、独自サービス(利用者の自己負担100%)を組み合わせて余暇支援をやっている事業所は私だけではないと思います。
もちろん、独自サービスを使える利用者さんばかりでもないだろうし、そもそも、移動介護から、ヘルパーが利用者とともに行う活動を切り離すこと自体に無理があるし、かりに切り離すのであれば、「余暇支援」として、こうした活動を行うヘルパーの仕事を制度に位置付けてほしいと提案しています。
こんな話を10年以上続けているのですが、「・・・対象外としていますのでご理解ください。 」となる。
うん。これはなかなか前に進まないことの一つ。言い続けるしかないのだけど。
写真は、横浜市役所からの眺め。ワタシの心持ちのような曇り空でした。