大ピンチ!介護保険
10月29日、第5回介護の日フォーラムが開催されます。(主催:介護の崩壊をさせない実行委員会)
現在、社会保障審議会・介護保険部会では、2024年度の制度改正に向けて、要介護1、2の高齢者に対する訪問介護と通所介護を市町村の総合事業へ移す案や、ケアプランの作成などケアマネジメントの有料化、利用者負担の引き上げ(2割負担、3割負担の対象者の拡大)などの議論が大詰めを迎えています。
また、先頃まとめられた財務省の財政制度等審議会の「歴史の転換点における財政運営」では、介護・障がい福祉分野の今後の方向性として「業務の効率化と経営の大規模化・協働化」が示されました。
私たちは介護保険制度がめざした「介護の社会化」という理念を置き去りにした財政抑制ありきの内容は見過ごすことはできません。
介護の崩壊をさせない実行委員会は、今年3月の厚生労働省に「介護の社会化と在宅介護を後退させないための要望書」を提出しました。介護の日フォーラムでは、この要望書をもとにケアラー、ヘルパー、ケアマネジャーの皆さんと国会議員とのパネルディカッションを行います。
さらに、11月には、再び院内集会を開催し、介護の日フォーラムにご賛同くださった方々や、参加いただいた皆さんとともに厚労省に要望したいと考えています。