道はひらける

3つのワーカーズ・コレクティブと3つのNPOの総会が重なった週末は、厳しい事業運営を迫られた一年を振り返りつつ、未来を構想する刺激的な時間でした。

社会情勢の変化は、当然ながら私たちの事業にも変化をもたらします。
例えば、待機児童問題の解消はそう遠い話ではなく、あちこちで新しい保育のかたちが模索されています。暮らし方や働き方の多様化が進む中で、一時保育の役割や可能性もさらに広く認識されつつあります。
多様な世代への様々なアプローチ、例えば、アウトリーチや居場所機能、相談支援事業、フードシェアなどの活動を通じて、家庭や地域社会の中に埋もれているニーズに気づかされます。
全国小規模保育協議会が「地域おやこ園」という未来像を提示して、地域チャプターやテーマチャプター発の独自視点を持った活動がボトムアップで展開されていることもとても興味深い。

いつだって、地域や当事者と繋がって実践を重ねることで道はひらける。それは、一時保育の制度の変遷の中でも経験してきたこと。
ピッピの2022年度も、次世代メンバーと次のステップに進む一年としよう。