私の違和感〜議員辞職、そして参議院選挙〜

「山本太郎は本日、議員辞職します。この後、事務総長に辞表を提出し、その理由を14時の記者会見でお話しします」というSNSのツイートをキャッチした時点で、多くの人が推測したように、山本太郎衆議院議員(れいわ新選組代表)は、議員辞職して参議院選挙に出るんだねと、私も思いました。

山本氏によると、先の衆議院線では「山本太郎」と書いてもらったわけだはなく、れいわ新選組に対して票を得たわけだし、れいわは議席を失わない。議席を放り出すわけではない。という。
そして、参議院選挙で、自民・公明が大きく票を減らすことはない、一方野党が大勝することは難しいであろう。選挙後3年間は、国政選挙が行われない可能性があり、この期間に政治の暴走をさせてはならない。自分たちの議席を増やし、その声を大きくしていく必要があるのだと。さらに、議席が増えれば、委員会や本会議での発言機会の拡大できると力説されていました。

政治の暴走をさせないために?
衆議院議員として頑張れば良いのでは?
(比例(代表東京ブロック)で唯一、名簿順位1位で当選されたわけですし)
担い手は党首しかいないのだろうか?
複数の記者も質問していましたが、党首が参議院に鞍替えしないといけないほど候補者集めが難航しているのか?

いずれにしても、党勢拡大のために、党首が、国会開会中にも関わらず辞職せざるを得ないと言う状況を、有権者は良しとするのだろうか。どの選挙区から立候補するかは明らかにされていないけれど、変則的に定数1増となっている神奈川は射程にあるのではないかしら。有権者の民度が試されているようです。

長らくローカルパーティで活動している私ですが、2019年には参議院選挙に比例区からチャレンする機会を得ました。比例区といえば、組織内候補者が名前を連ねるのが常ですが、当時の旧・立憲民主党の比例区は、人権問題や環境、福祉などシングリッシュな政策テーマを掲げた候補者も集まっていました。そこで、お互いに刺激し合いながら、声を大にして当事者の声、現場の声を揚げる機会をもらったことには、心から感謝しています。とはいえ、8割が政党名で投票する比例区で名前を書いてもらうということは難しく、著名な候補者でなければ勝ちあげれないことも身をもって経験しました。
私は、2020年9月に結成された新たな立憲民主党には参加しておらず、直接的に国政選挙に関わることはありませんが、その後も変わらす現場から変えるアクションの真っ只中にいます。横浜でのIR誘致撤回を求めるアクションやその後の横浜市政の状況に向き合う中で、2023年の自治体選挙の重要性も強く認識しています。

決して、山本太郎氏が強調したような「危機感」を否定しているわけではありませんが、どこから変えるか、どう変えるかが重ならず、「違和感」という表現となってしまいました。
私は、今、足元からの政治参加を大事に、仲間と共に2023年に向かっています。何よりも政治の担い手を広げることにこだわり続けたいと思います。