ピッピ親子サポートネット総会「場を活かす」「人を活かす」
27日、私が参加している特定非営利活動法人ピッピ親子サポートネット第13回総会を開催しました。
法人の設立から12年、2016年度は、法人の未来を考えるプロジェクトを持ち、私たちがどうありたいか、何をめざすのか、改めてディスカッションを重ね「場を活かす」「人を活かす」ことに、もっともっと努力していくことを確認しました。
総会企画では、法人の取り組み「一時保育連絡会」と「就労支援チーム」の二つの活動を共有しました。
一時保育はピッピ保育園の開設当時からこだわってきた事業で、「働いていても・いなくても」預かる」ことで、保育施設を地域にひらいてきました。連絡会には、ピッピ保育園、親子の集いの広場、乳幼児一時預かり、放課後等デイサービス、計画相談支援事業と、複数事業所が参加、ケース検討を行っています。「〇〇ちゃんちは困った家庭」とレッテルを張りがちだけど、その家庭が抱えている「困った」の根っこを発見して、解決のためのソーシャルワークを行うことができるか、そのスキルが問われる現場です。
就労支援チームも、複数事業所が参加し、これまで連携してきたNPO法人月一の会や北部ユースプラザに加え、新たに若者サポートステーションや、横浜市就労訓練時事業支援センターとも繋がりを持てました。就労体験の受け入れを続ける中で、ワーカーも仕事を見直し、その質が高められていることを実感しています。
法人内の各事業所では日々、様々なことに出会います。産前産後支援ヘルパー、育児支援・養育支援ヘルパー・計画相談支援事業などで、困難を抱える子どもや大人の問題に出会うことが多くなりました。
その問題を、「その人・その家族」の問題として支援する立場では、問題は解決しないことも実感しています。
そうした状況に陥った背景を社会の問題として捉える視点を持ちたいと思います。
社会を作っているのは、私たち一人一人。私たちが日々変わっていく、気づく人を増やす、それが社会を変える力になると思います。2017年度は8つ目の拠点の開設に向けて走ります。今年も頑張ろう。