「熊本地震」ピンポイントで、できることから始めたい

週末にピッピ親子サポートネットの理事会のおりに、今年初めてのスイカをいただきました。益城スイカでした。薄い皮でキワキワまで甘く種の少ないスイカ。熊本のご実家の様子を見にいかれたメンバーの一人の差し入れでした。地震で甚大な被害を受けた熊本県益城町。益城スイカのことを調べてみると、出荷のために急ピッチで選果機の修理を済ませたというニュースも目にしました。

東日本大震災では、福島第一原発の事故の影響もあり「食べて応援」という活動は非常に難しいものでした。今回の熊本・大分地震に際して、原子力規制庁は、稼働中の川内原発1・2号機について地震の影響はなく運転を継続しているとし政府もその見解を追認しています。しかし、依然として地震活動の活発な状態が続いており、とりわけ、熊本地震の活断層の動きの複雑さが指摘されていることを考えれば、不測の事態に備え、川内原発は即時停止すべきです。
13029594_889985674461209_6482350624380962322_o ピッピが参加する全国小規模保育協議会には、熊本の団体さんも所属されています。益城町にも2つの保育園があり大きな被害を受けられました。「仕事をされている方の子どもたちをを預かっている施設である以上、何かしら早急に対処しないといけないが、あまりにも被害が大きくて途方に暮れている」「役場の電話は不通、役場に直に足を運び、担当課と話しても即判断とはいかずもどかしい。」「運営費も振込がないまま保育士の給与も来月には支払わなければならない、保育再開・運営に頭が痛い」という声も聞こえてきました。何ができるのか、現地の声に寄り添い知恵を絞りたい。26日午後1時半の時点で、521か所の避難所に4万1000人余りの方が避難されているとのこと。協議会に寄せられたSOSに応えてピッピからも救援物資を送り出しました。NPOが、それぞれの専門性を活かした活動を行い、その経験をきちんと言語化していくことも重要だと思います。本格的な活動はこれからですが、ピンポイントの物資支援など、できることから動き始めました。