県立高校学力検査等での配慮について
神奈川県のHPで「神奈川県公立高等学校入学者選抜の情報」を公表しています。新たに「特別な事情のある人の学力検査等での配慮について」というトピックが設けられ、 障害等のある人や長期間欠席した人の受験方法や選抜方法の取扱いについても書かれています。
こういった配慮は従来から認められており、中学校校長会や学校説明会で周知を行っているとされていましたが、当事者や保護者からは「知らなかった、中学校や高校に問い合わせても良くわからないようだった、学校説明会でも説明がなかった、もっと早く知っていれば…」というお声をいただいていました。横浜市の通級指導教室に在籍する子どもの保護者の会「ありんこの会」の皆さんのアンケート調査の結果からも、受験での配慮を受けられることを知っている」という保護者が非常に少ない(2012年度の調査では35%、2013年度の調査では44%)ことが明らかになっていました。
昨年秋の決算特別委員会で、公立高校の入学者選抜における配慮について取り上げ、今春にもありんこの会の皆さんとともに県の担当課と意見交換を行いHPでの情報提供を求めたところでした。
高校教育課によると、今回特別な事情のある人の学力検査等での配慮についての情報がHPに掲載されたことで中学校への問い合せが増えているとのことです。保護者の皆さんからは、さらに詳細な情報を求める声もいただいています。引き続き働きかけを行って行きたいと思います。