未来世代を支える「小規模保育事業」

 29日、全国小規模保育協議会主催の研修会が開催されました。
 パネルデスカッションでは、ゆったりとした時間と空間の中で保育者と子ども・保護者との信頼関係を築けることや、待機児童が集中する 0〜1歳を対象とする保育を必要なエリアに比較的安価でスピーディーに用意できる等、小規模保育の優位性が語られました。
 また、それぞれミッションを持って活動するNPOの活動から、多様性を持って展開できる小規模保育の可能性や地域とつながり選ばれる保育園でありたいというスピリッツも伺いました。
 
私は、これまでも小規模保育事業を始めとして子ども・子育て支援新制度への期待を表明してきましたが、消費増税の先送りで財源確保も危ぶまれています。子ども・子育て支援にかける社会的支出の水準の低さを考えれば、問題を先送りすること無く財源を確保し保育の量的拡大も質の向上も図っていく必要があります。
 衆議院選挙を目前にし、あらためて社会保障制度改革のビジョン、とりわけ未来世代を支える制度のあり方について、地域から積極的に争点化していきたいと思います。