二本松市では、ご家族の一時疎開(保養)を通じご縁のできた真行寺の一角にある同朋幼稚園を訪問し、真行寺の副住職でTEAM二本松の理事長の佐々木道範さんから、保養プログラムの成果や課題、子どもを守るための家族や地域の葛藤、NPO法人TEAM二本松の活動についてもお話を伺いました。
TEAM二本松は、食品の放射能測定、幼児の定期的一時疎開、除染活動に取組まれています。行政も放射能測定や除染作業を始めていますが、市民としてデータを持つ意味は大きいと考えます。
除染作業については、伊達市や福島市でも、除染効果や除染した土の保管のあり方、除染作業に従事する人たちの被ばく防止対策など、他市でも様々な問題提起をいただきましたし、新聞の地方欄でも除染についての情報が多く、神奈川では知り得ない現状を知る機会となりました。
震災から1年を経過し保養プラグラムへの行政支援が薄くなりつつある中、佐々木さんは、保養プログラムを継続するための支援ネットワークづくりに奔走されています。
私たちも、今後も保養プログラムに取組み、長期にわたる子どもたちと家族への支援の必要性を伝え、神奈川に暮らしながらも福島と繋がる活動を拡げていきたいと思います。