第一部の政策発表では、「女性と若者の働き方調査」から、主に女性たちの課題であった非正規雇用の問題が若者世代に広がっている実態や、正規で働き続けることが難しい女性たちの課題、職場での不当な扱いや社会保障の課題などが報告されました。パネラーとして参加されたNPO法人POSSEの今野晴貴代表からも、非正規雇用の質的変化、特に自活すべき若者に貧困が広がっていることや、長時間労働や実態が把握されていない自己都合退職の強要など、働く人の価値が下がっている実態が報告されました。
さらに、子育て支援や高齢者福祉の調査報告と政策提案も受け、あらためて、地域経済を豊かにし、仕事を創り、コミュニティを再生して、子育て・介護を支えあえる社会をめざし政策アクションに取り組むことを確認しました。
今必要とされているのは、生活の豊かさをつくり出す政治です。市民社会の多様な価値を受けとめ、制度として根付かせるの政治の役割を果たしていきたいと思います。
自分らしく働き・暮らすための提案
■再チャレンジする仕組みをつくる
■身近な地域にワンストップの生活・就労相談のしくみをつくる
■労働教育など学びの場の提供
■同一価値労働・同一賃金を可能にする法整備
■社会保障は個人単位に
■女性も男性も生活スタイルに合わせ手働き方を選べるワークライフバランス社会を