開港博Y150と校外学習

学校が下見閲覧の上判断?

28日、横浜開港150周年記念テーマイベント「開港博Y150」が開幕しました。ゴールデンウィークのベイサイドエリアは49万人の来場者で賑わったようです。
さて、トゥモローパークの未来シアターで上映されているアニメ「BATON」。皆さんはご覧になったでしょうか?過去から現代、そして未来へと大切な何かを繋ぎ、残していくSFファンタジー作品だそうですが、現在、第一章「密航者」が上映されています。

スピード感あるエンターテインメント性の高さが評価されているようですが、ご覧になった方からは、小さな子どもの鑑賞に適しているのか、若干の危惧があるという声もいただいています。
私も「BATON」を鑑賞しましたが、ほとんどが、アクションシーン、格闘シーンで占められており、また、三章で構成される作品の一部ということもあり、メッセージ性を発見することはなかなか難しいかもしれません。

今年度は、横浜市立の学校に通う児童・生徒たちも校外学習として開港博Y150に訪れることになっており約9000万円が予算化されています。先日、「BATON」について、教育委員会に確認したところ、すでに同様の声が寄せられているようで、「R15指定を受けているわけでもなく、作品としての評価は難しいが、『教材として』という視点を持って、学校が下見閲覧の上判断することを求めている」とのことでした。例外なしの校外学習に学校判断というところには疑問も残りますが、一定の対策がされていました。

すでに、学校ごとに細かな見学コースが設定されているため、「BATON」を鑑賞しないという選択をした場合のコース変更が可能かどうか、教育委員会から協会へ打診されているそうです。ぜひ、配慮をお願いしたいところです。
皆さんのご意見もお寄せ下さい。