市民社会チャレンジ基金交流会

4日、第15期チャレンジ基金受賞団体の皆さんに参加いただき、交流会を開催しました。
 今年3月には、市民社会チャレンジ基金フォーラムも開催し、私たち一人ひとりが、市民社会の一員として実践に学び、未来を発想し、市民のお金で社会を作り直していこうということを呼びかけさせていただきました。
その呼びかけに呼応するように、今回、第15期のチャレンジ基金には、多くの申請をいただきました。

特徴的なのは、政策開発部門への応募です。制度の狭間にある市民社会のニーズに対し、事業を起こし、制度にさきがけモデルをつくり課題解決を進めてきたた方たちから多くの申請をいただきました。その課題解決のプロセスこそが政策であり、政策モデルとしての市民のチャレンジを捉え直す機会となりました。
今後も、市民の資金にこだわり,連帯を生み出すことで未来を切開いていきたいと思います。また、何よりも、制度をつくる政治の役割を果たしたい!

横浜市内の受賞団体

NPOによる政策開発
●NPO法人ピッピ親子サポートネット障害児の居場所事業
「となりのいえ」運営W.Co La Casa
(横浜市青葉区)
障害児の放課後支援制度に関する調査・提案。障害者自立支援法、横浜市の制度を検証し、見直しの提案をする。

●つづき青葉ここクラブ(横浜市都筑区)
要件を問わない乳幼児の預かり事業の実施とシステムづくり。
一時預かり事業を、子育て支援・経営・行政の補助の必要性の視点から研究し、利用者負担も含め制度をつくる提案をする。

NPO立ち上げや活動支援
●NPO法人 りんぐ りんく(横浜市都筑区)
子育て当事者の視点を、地域や行政などとの協働事業に活かし、乳児から青少年が地域で育つ環境をコーディネートする。子育て中の母親が参画して親子で楽しめるコンサートを実施。

●特定非営利活動法人 横浜市障害者自立支援センター(横浜市中区)
障害者の地域生活における困難を障害者スタッフが当事者と共に考えるピアカウンセリング、生活支援、各種講座、協働、講師派遣を行う。集まるための、場づくりへの立上げ支援

●特定非営利活動法人 いそご元気サポート(横浜市磯子区)
地域の居場所「根岸ほっこり村」を拠点に、世代や障がいの有無を超えた学びや遊び、交流の場を提供する。

●多文化まちづくり工房
(横浜市泉区)
県営いちょう団地とその周辺地域に住む定住外国籍住民に、生活に必要な様々な情報を、各国語に翻訳して戸配する。