当局は、「古布」回収が進まないことを理由にあげ、行政回収の回数を増やすことが必要であるとしていますが、だったら、業者に古紙だけでなく古布も回収するように働きかければ良いと思います。青葉区や緑区では「市民の回収」という週一回の業者による資源回収が進んでいますが、これは従来の「紙の日」という古紙回収を古布も含めた回収へと見直しをはかることで名称変更したものです。
当局は、資源集団回収に参加する団体から回収ポイント地図を提出してもらい、回収状況は把握しているはずです。地域の事情などで回収できないエリアに行政回収が入っていけばいいと思います。今回、市民に配られた案内の中にある「資源集団回収が活発に行われている地域で、要望があれば月1回のまま、または収集を行わないようにする場合がある」と記されています。しかし、第一義的には行政回収をしますよとも受け取れるメッセージです。
将来的に民間回収にゆだねていくとしながら、中途半端に行政が介入し続けることは混乱を生むだけです。今回の収集回数の見直しにあたっても「変更要素は極力少なくしていくことをめざす」としています。だとしたら、『「古紙・古布」の収集は月2回になります』は再考すべきです。今なら間に合う。
古紙回収量実績(単位:トン)
58、641162、689(73、5%)
行政回収 | 集団回収(資源集団回収の割合) | |
2005年 | ||
2006年 | 46、675 | 175、740(79、0%) |
07年8月まで | 16、502 | 74、375(81、8%) |