「議員番号制」

タブーな数字あった

現在、標準会議規則と自治体議会の実態を調査しています。
標準会議規則は、旧自治省が昭和31年につくったものですが、これをお手本に各自治体の会議規則が作られていて、今でも、どのまちの議会の会議規則を見てもよく似たきまりごとが並んでいます。ちなみに私が担当した第四条、議員の議席について定めています。議員の議席は一般選挙後初の議会において議長が定める、「議席には番号および氏名票をつける」と言った項目があります。横浜市会には番号がないですし必要なものなのとも思えなかったのですが、川崎、藤沢、相模原とあちこの議会で番号が使われていました。
本会議質問は、議員が「議長!○○番の××です」と座席番号と名前を名乗り始まるようです。番号が使われるのは、同性の議員との混乱をさけるためとか。調査を進めていくと、議員定数と議席番号が一致しない議会も発見。寒川町議会の場合は、定数21で議席番号は23番まであります。4番と9番は欠番にしているそうです。相模原市議会の場合は、定数52で議席番号は53番まであります。(42番は欠番)市議在任中に亡くなられた方が使われた番号だそうで議員の心情に配慮し欠番にしたそう。さらに、議会を離れ、市が主催する行事の来賓として招かれた場合にも、議席番号を活用し座席を決めるという議会もありました。(藤沢、寒川、小田原など)いずれにしても、こういった職員の様々な配慮は市民にとってはあまり意味のないものではないでしょうか。