議会は本当は強い

神奈川県議会では、議会基本条例制定の動きが伝えられています。横浜市議会もしかり。また、どの議会でも改革の必要性が提起され議会改革の機運は高まっています。この機をとらえ、神奈川ネットでも、議会基本条例制定PJをスタートさせました。県も横浜も、様々な権限が首長に集中するとともに、選挙では、首長が政党からも支持を受け、国会の議員内閣制にならった、首長と政党・会派の力関係が生まれます。このような枠組のなかで、市民のための議会をつくることはなかなか困難です。
自治法や条例にも何の定めもない「会派」というかたまりをつくることで、一人ひとりの主張、賛否も見えづらくなっています。私は、4年間の議員活動を通じ、自由に討議、立法するためには、政策テーマによって自由に連携できるような関係性も必要だと感じています。
しかし、横浜市会のように92人も議員がいて、それぞれが主張をすれば、それこそ議会で何が起るかわからないし、賛否も予想できない。事務局の負担も大きくなります。日頃、私たち無所属の議員への個別の対応を見ていてもそう思います。
だからと言って、議会は予定調和的に運営されなければならないとは思いません。
大きすぎる市議会の課題の解決のためには、区議会を作ったほうが早いかもしれない。そうなると、市議会はどうするのか、議院内閣制のような仕組みはどうか、市長はいらないのか?いらないのは知事なのか?〜
というような自由な討議や、もっと身近ですぐに変えたい議会規則まで、改革提案とアクションを進めるプロジェクトです。さっそく、調査を始めます。