教育委員会定例会、傍聴者は93人

 9日に開催された教育委員会定例会に集まった傍聴者は93人。
というのも、この日の審議案件は、横浜市の高等学校ならびに、盲・ろう・養護学校、小・中学校個別支援学級用教科書の採択でした。 一足先に、教科書採択が行なわれた県内各地の教育委員会も大ぜいの市民が押し寄せたと聞いています。小田原市や大和市などでは、急きょ大きな会議室を用意し対応されたそうです。同日、教科書採択が行なわれた茅ヶ崎市でも同様の対応がなされています。
大勢集まることが予想されているのだから、なぜ、もっと広い部屋を用意できないのか、次回はなんとかしてほしいという傍聴希望者の声に、職員の方は「検討させてください」と答えられたようですが、「教育委員会傍聴人規則」1条に定員は20名と書かれています。これまで傍聴人数の制限が無かったはずなのに、今春、規則が改正されていました。人口357万人、500校を超える学校がある横浜市なのに、20人しか傍聴できない。以外な規則です。
肝心な、教科書ですが、「原案通り採択」されました。しかし、資料は膨大であるという理由から傍聴者への資料配布が行なわれず、「原案」がどんな案なのかわからない上、出版社名を言わず番号で呼ばれていたためです。(扶桑社の教科書は採択されませんで した)
「地域に開かれた学校」を掲げる教育委員会の開かれ具合が今ひとつです。