総会シーズンの締めくくり。今日は、NPO法人ピッピ親子サポートネットの総会に出席しました。
ピッピは、青葉区にある「市が尾みんなのいえ」の1階で認可保育園を運営しています。2階は、高齢者のグループホームになっていて、みんなのいえは、小規模多機能施設の実践現場でもあります。写真は、保育園の半分近くを占める一時保育のためのスペースで、約100・ほどの広さがあります。飛び込んでくるニーズに応える一時保育は、採算性が低くて、どの保育園も二の足をふんでしまっています。一時保育が広がれば、子育て支援のニーズや課題の多くの部分が解決されるであろうに制度が良くないのです。
NPOにとって、ハードルの高い認可保育所の開設にむけて果敢にチャレンジできたのも、税による支援のない保育室をつくる地道な市民の実践があったからこそです。制度にないものを市民がつくって見せたわけです。
これから、ピッピ保育園を拠点に、認可保育園の制度を使いながら、さらに、その機能を豊かにして、コミュニティの核を担うような子育て支援センターを目ざします。
障がいを持った子どもたちや学校に行かない事を選んだ子どもたちの学習支援も準備中です。期待の現れとして、多くの市民資本も提供されています。
子どもに関わる様々な問題が提起されている中、子育て世代の多く住む青葉区に拠点を持ち、親子を支援するネットワークが形成されることは大変意義深いと思います。