利権政治の横行が政治への不信を生み、投票率の低下をはじめ市民の政治離れを加速させています。古くは、ロッキード、リクルート事件、記憶に新しい日歯連事件。
20日のトークサロンは、マニフェストで「企業・団体献金は受け取らない」と宣言された江田けんじさんをゲストにお迎えし、「政治とお金」をテーマにお話いただきました。
橋本派のヤミ献金問題に触れ、田中氏、金丸氏、竹下氏と脈々と受け継がれてきた「派閥政治」について、「お金」「ポスト」「ノウハウ」の3つの配分機能から明解にお話いただきました。つい最近も、政治資金収支報告で、森派のモチ代が話題になったところです。小泉政権では、得意の一本釣りがおこなわれていますが、党人事は丸なげ、相変わらずの年功序列の派閥順送り人事です。
橋本元首相に対しては、参考人質疑に応じて、国民にしっかりと説明責任を果たすべきとの考えを聴きました。ぜひ、そうしていただきたいものです。
「政治とお金」をめぐる問題の根源「企業・団体献金」の完全廃止については、政治家個人への献金が禁止されても、数えきれない政党支部、政治連盟を通して、お金が行き交う現状があります。私が、国会図書館で、政治資金収支報告書を閲覧した際も、寄付の「入り」は報告されていても、「出」については記載されてないなど、複雑でわかりにくい状況でした。
江田さんから「主張は、正しいが、もっとダイナミックな運動を展開しましょう」というご意見もいただきました。
政治の担い手を変えなければ、政治は変わらない。
世界一の少子高齢化の道を進む日本がとりくまなければならない緊急の課題があります。最大の政治テーマは「郵政民営化」という小泉首相でいいのか。
未来を生きる人たちが、おし黙っていてはだめです。