水道水を飲む文化

 2005年度の各局予算説明が始まりました。今日は、水道局の説明から。

横浜市の水道局が、水道水についての調査を実施したところ、水道水について「不安だ」あるいは、「どちらかといえば不安だ」という声が53%にのぼることがわかりました。コンビニなどに並ぶものすごい数のミネラルウォーターやお茶のペットボトルが象徴しているように、水道水離れが続いているようです。水道水を飲む文化は消えつつあるのでしょうか。
水道局では、2005年度に、「蛇口から直接水道水を飲む文化を育む」として、受水槽方式で供給されている学校の水道水を直結給水とするモデル事業を3校で実施するそうです。1校当たりの予算は1000万円です。
水道局は、残留塩素や有機物などについて、国基準を上回る高度な水質目標を設定し、「安心して飲めるおいしい水道水」とアピールしています。
浄水器がブームとなり、ミネラルウォーターが通販の定番になっているこのごろですが、まず、水や空気や土を汚さない暮らしを考えるとともに、学校における直結給水事業も3校にとどまらず拡大していきたい所です。