11月20日、佐渡友順子さんをお招きし、青葉トークサロンを開催しました。
佐渡友さんは、1983年に「高齢化社会をよくする虹の仲間」をたちあげ、21年間その活動を続けられています。新興住宅地で、お互いに馴染みが薄く、将来に漠然とした不安が渦まいているように感じられ、このまちで、人間関係をどう構築するかといテーマから活動を始められたそうです。
佐渡友さんからは、老後の自立のためは、何もかも自分でということではなくて、介護を受けていても、誰とどこでどんな風に暮らしたいかという意志を伝え、それを支える豊かな人間関係づくりをしていく事が大切というお話がありました。
当事者が介護のあり方や家族生活のスタイルを組み立てるというマイケアプラン=マイライフプランに通じるものがあります。
佐渡友さんご自身は、自分の生活も大切にし、周りの人の手も借りながらご両親の介護をしていく方法のひとつとして、「家族内有償介護」をされたのだそうです。アンペイドワークの社会化の第一歩ってわけですね。
今年4月には、「虹の仲間サロン」開設し、予防型デイサービスを展開されています。また、一人暮らしや健康に不安のある方など、会員や地域の方に週に一度、電話をして様子をうかがうという「お元気ですかコール」というサービスも始められたそうです。
地域福祉を豊かにする活動が広がっていることを実感しました。
そして、これらの活動は「虹のたより」に掲載され、毎月欠かさず発行されています。
継続する力に脱帽です。