2歳のお子さんをを子どもミニデイサービスに預け、仕事をされていたAさんは、体調の変化で緊急出産をされました。家事介護サービスを始め、移動サービスも遠く離れた病院に入院する赤ちゃんへのために毎日母乳を届けるお母さんと、上のお子さんの子どもミニデイサービスへの送迎を行うなど、3つの市民事業がしっかりとケアに当っています。問題解決を困難にしてきた縦割り行政のサービスに変わり、NPOサービスが連携し緊急ニーズに応えることができました。
これまでも、日常的な助け合いをベースに、それぞれの事業を通してニーズを発見し新たなサービスを提供してきた市民事業。もっともっと、医療や福祉、教育、ボランティア団体、商店街とネット ワークを広げて、まちの未来のありようを自らが決定していけるくらいエンパワメントできると面白いですね。そのためにも、市民の手で地域福祉計画の策定をすすめることが必要です。