地域交流から働き場の創出へ「ばぁばの家あさだ」
横浜市西区にあるコミュニティサロン「ばぁばの家あさだ」におじゃましました。
ばぁばの家あさだは、多世代が自由に過ごせる居場所です。火曜日~木曜日は横浜市親と子のつどいの広場「ぐらんまのいえ」として活用されています。2階は、2月に設立された「ワーカーズ・コレクティブはっぴぃさん」の事務所。
はっぴぃさんは、神奈川県の公共の場づくりモデル事業「困難を抱える若者の居場所兼働き場づくり~暮らしのサポートプロジェクト」から生まれた事業で、この地域で15年にわたり家事や介護・子育て支援に取組んできたNPO 法人ワーカーズ・コレクティブたすけあいぐっぴいの支援を受けて活動しています。また、はっぴぃさんのワーカーの研修先として保育や総菜ワーカーズなどが受け入れ協力を行っています。
具体的には、たすけあいぐっぴいのヘルパーと若者の2人体制で、清掃や片付け、庭の手入れなど、主に高齢者の方を対象としたサービスを提供されています。はっぴぃさんの事業は始まったばかりで、仕事も少しずつ増やしている状況であり、若者たちの自立にはなお時間を要するとのことですが、人が繋がり、仕事をつくり、生活を豊かにするコミュニティ経済の可能性を模索する活動の意義は大きいと思います。