黒須田川周辺のダイオキシン類の発生源とされ、焼却停止となった産廃業者の視察をしました。昨年10月、横浜市の環境保全局は私の委員会質問に対し、停止した焼却炉の現状については、「ビニールシートで養生しているという川崎市からの回答を得ている」と答弁していました。ところが、炉はむき出しの雨ざらしで腐食もすすんでおり、焼却灰の飛散や、土壌、地下水の汚染が進む事が予想される現状でした。また、王禅寺処理センター(川崎市の ゴミ焼却場)の焼却灰が雨水に混入し、その結果、汚染されたと「想定」された池も埋め戻されていました。
川崎市からは、汚染の原因を特定できないまま、環境調査や健康調査の結果が報告されています。生活環境を守っていくためには、行政調査だけでなく、客観性を担保した環境調査が必要です。