写真の猫は、先日、東戸塚駅で出会った戸塚の自由猫(地域猫)です。これ以上ホームレス猫を増やさないためにと、不任去勢手術を施し、寿命まで正しく飼育しようというグループの方たちが世話をされている猫で、耳にはピアスを付けています。(自由猫のしるし)
このグループの皆さんは、磯子の地域猫のしくみを調べながら、戸塚の自由猫の飼育ガイドラインづくりに取組んでいらっしゃいます。
私の住んでいる青葉区にも「青葉区ねことの暮らしガイドライン」があります。区の保健所調査によると、青葉区には推定2万9000頭の猫が生息し、そのうち9000頭がいわゆるのら猫だそうです。2002年には、青葉区ねことの暮らしを考える協議会も設立され、のら猫については、人が繁殖制限をして、その生活を改善させ、新たな飼い主を探して「飼い猫」にしその数を減らすといった活動がおこなわれています。会員の会費、市民のカンパをベースに、3年をめどとして区づくり推進費からの助成も受けています。 昨日は、協議会の活動について区役所の生活衛生課の方にお話をうかがいました。協議会は、「だれもが心和める存在のまちの猫にしたい」という青葉区民の願いから生まれたとのこと。不任去勢手術だけだなく、毛が抜けていたり下痢便、吐き戻しなどないように、健康診断とワクチンの接種も行われマイクロチップが施術されます。そうでなければ、青葉区では、この取り組みは広がらないとのことでした。
獣医が費用の1/2を負担し、協議会と区の助成で1/4ずつを負担します。協議会の賛助会員として、薬品会社も名を連ね、動物病院や区役所へ今年度は8月までに173,381円の募金が集まっています。
他区の取組みも参考にしながら、区づくり推進費の助成を受ける事業としての効果を検証していく必要もあります。