青葉区で家事介護サービスの仕事で在宅介護に関わる現場で活動されている「ここあ」「あおぞら」「やまびこ」のワーカーズの皆さんをお迎えし、今年最後のあおばトークサロンを開催しました。 現在、皆さんそれぞれに、介護保険のサービスや保険外の独自サービス、両者を組み合わせたサービスなどを提供されています。独自サービスでは、青葉区でニーズの高い子どもに関わるケアも積極的に取り組まれています。
今後、介護保険法の改正に伴って、介護保険と独自サービスは拮抗していくであろうと思われます。ポポロでも、独自もショートステイのリピーターに加え緊急利用が増加しています。
ワーカーズの現場では、独自サービスの事業性は低く課題も多いようです。ヘルパーの派遣の際には、実動時間以外のアンペイドワークも発生しますし、ワーカーの確保も課題です。民間の有料老人ホームでも、スタッフが確保できず、開所を延期している事例がいくつかあるそうです。
将来的に、介護職員の任用資格は「介護福祉士」を基本とすることになれば、多くの介護福祉士の資格を持たないヘルパーには「介護職員基礎研修」が義務づけられます。それにより、給付抑制と同様にヘルパーの減少につながるのではないかと危惧します。
良質な介護労働を確保していくために、ケアワークの評価については、ワーカーズの中にも新たなモデルを創っていく必要がありそうです。やまびこのように、デイサービス施設と連携した、ヘルパーのスキルアップのための研修システムも考えられそうです。これは、やまびこにおける小規模多機能プログラムですね。
介護認定やケアプランへの疑問、特に、当事者の関わり方などについては、「マイケアプラン」の学習会を開催し、継続的に考えていくことになりました。
4月からは、改正介護保険制度がスタートします。おそらく、ぎりぎりまで、大混乱は避けられないと思いますが、たくさんのアイディアをひとつひとつ実践に移し、地域福祉の足腰を鍛えておきたいと思います。