「確実なリサイクル」ってな〜に

予算特別委員会での私の主張 その2

2006年度の予算では、ペットボトルなどの資源化にあたって、資源物の確実なリサイクルの推進という方針がだされました。これは、全ての品目の資源化のプロセスに共通するものであると思います。けれども、実態として、再商品化等の履行確認は困難です。例えば、2005年度(4月〜12月)のごみ量が322、160トンとなりG30の基準年度の2001年に対して、38、6%も削減されたとされ、G30に多大なる貢献をしている事業系ごみ。その事業系ごみのうち搬入検査により、清掃工場に持ち込めなくなったプラスティック制容器包装や古紙が、どこで、どうなっているか全く履行確認はできません。産業廃棄物となっていても、そこはブラックボックス。
古紙は、中国に輸出されます。横浜市も、中国に輸出したという確認はしているそうです。でも、現地での資源化の実態はもちろん掴めていません。また、古紙の一部は古紙燃料としてで焼却されています。資源ごみとして回収された古紙の1〜2割は、資源化できずに清掃工場で焼却したり、産業廃棄物となったりしているのです。古布回収業者も、古布として買い取ったうちの1〜1.5割は、ごみとして有料で産業廃棄物処理業者に処理を委託しているということが、私たちの聞きとりから明らかになりました。
プラスティックからプラスティックへのマテリアルリサイクルの資源化率は約50%。これも、資源化されないものは、産業廃棄物となります。
横浜市の言う、確実なリサイクルとは、一体、どのようなものなのか…。わかりません。リサイクルという名の持続可能な産業を生み出していると、私は、思います。