横浜市営地下鉄車両「1000形と2000形」が市営地下鉄開業記念日の昨日12月16日を持って姿を消しました。
でも、72年の市営地下鉄開業以来30年以上走り続けた1000形はともかく1984年に登場してまだ20年の2000形の引退はちょっともったいない。まだまだ走れたという思いもあります。市営地下鉄では、2007年度から運営経費の削減策の一つとしてワンマン運転がスタートする予定で、ホームでの転落事故や電車との接触事故を防ぐための「可動式ホーム柵」や、電車の運転を自動化して停止位置の精度を向上させる「ATO機器」などの導入が始まっています。それに合わせた計画なのでしょうが、2000形はステンレスの車体や走行機器のほとんどが廃棄され、新車同然の3000s形へのリニューアルが行われています。そのため、リニューアルと言ってもその費用は1編成当たり約5億円(8編成で40億円)。かなりコストがかかっています。
最近は、鉄道会社の中では、「お金をかけてリニューアルするなら、鉄道各社の共通使用とし出来るだけコストを下げ新車を入れた方がイメージアップにもなるし、新しい車両の方が省エネ化もできる」と言う考え方が主流となっているようです。
地方への車両や部品転売の需要も無いでしょうし、2000形の廃車も致し方ないのか。