フォーラム「子育ち・子育ての社会をめざして」

 横浜市では2003年から、待機児解消をめざし、急ピッチで認可保育園を整備し、一旦は待機児が減少したものの、今年4月の待機児数は1,290人と、一気にふくれあがりました。経済不況の中で、子育て世代の生活不安も広がっています。

 私は、地域で、保育・子育て支援を行なうNPOとニーズ調査を行なう中で、孤立した子育てへの不安、社会とつながりたい、子育ても仕事も楽しみたいという子育て世代のニーズをとらえてきました。

 子どもたちと子育て中の家族にとって「一時保育」(一時預かり)が大事なサービスだととらえ実践する、認可外保育室、横浜型保育室、認可保育園を運営するNPOの集まり「つづき・青葉ここクラブ」にも参加し、一時保育制度を提案し、今年から「横浜市乳幼児一時預かり事業」もスタートしました。

 戦後、女性の就労支援として始まった、児童福祉法による「保育に欠ける」要件への対策としての保育制度から、子どもの育ちを社会全体で支えるために、また、多様な生き方・働き方を支えるために、仕組み全体を見直すことが必要な時期に来ているのではないでしょうか。

 20日には、2005年度から活動を続けてきた「つづき・青葉ここクラブ」主催のフォーラムを開催します。保育現場からの問題提起と当事者の声をもとに議論を深め、未来に向けた提案の場にしていきたいと思います。

日時:2009年9月20日(日)13:30〜16:00
場所:中川地域ケアプラザ
(横浜市都筑区:横浜市営地下鉄中川駅上)
内容
☆報告と問題提起
 ①子育て支援のニーズが見える一時保育・一時預かり
 ②あってよかった一時保育(子育て中のママから)
 ③横浜市の制度の現状
☆コメンテーター
普光院亜紀さん(保育園を考える親の会代表)
大河原雅子さん(参議院議員)

 申込み・問合せ先:℡914-6272、Fax 479‐2220