福島の原発事故により、私たちは、周辺に住む人たちのリスクの上に首都圏の電力がまかなわれていたことに改めて気付かされました。まさに、途上国の環境破壊や人権侵害を生んできた世界の構造と同じしくみが国内にも存在しているということであり、暮らしやエネルギー、経済のあり方の転換に向けて取り組む決意と、エネルギーや資源、自然環境を分かち合っていく地道な活動を次世代につなげていく活動方針が確認されました。
総会後、田島征三さんの講演がありました。テーマは、『ラオスの森を歩く』でしたが、東日本大震災直後の作品『砂の墓標』のお話から。事件、事がらに接して何か創りたいという表現者としての思いをうかがえました。