県では、この間、茶の検査や暫定規制値の問題について、あらためて市町村、農業団体及び消費者団体の意見を聴いたところ、「荒茶・製茶で検査すべき」との意見が24件(63%)であり「検査をすべきではない」7件(18%)を大幅に上回ったとしています。
また、具体的な意見として、消費者団体からは「安心してお茶を飲むために、荒茶に対する検査をして欲しい」、生産者団体からは「長引けば風評被害が拡大する」など、検査実施を求める意見が殆どであったことが報告されています。
暫定規制値については、「科学的根拠に基づく規制値を設定すべき」との意見が29件(76%)であり、国に対して、科学的根拠に基づく規制値の設定を引き続き要望していくともしています。
規制値に科学的根拠を求めるためにも、放射能汚染がどの程度なのかを明らかにすることが最初のステップです。
先の意見聴取でも、「荒茶の検査が実施されないままでは、東電の補償の有無も明確にならない。」との意見も寄せられています。
これらは、荒茶に限らない問題です。早急に検査を行い正確な情報を提供頂きたいと思います。