まず、エネルギー政策については、あらたに中長期的なエネルギー政策として「創エネ」「省エネ」「蓄エネ」を総合的に推進する、「かながわスマートエネルギー構想」が提示されました。数値目標としては2020年度において、再生可能エネルギーを20%導入するというもので、これまでの「4年間で200万戸分のソーラーパネルを設置する」という知事の公約は事実上修正されています。
知事は、エネルギー革命に向け先鞭(せんべん)を付けたと自負されています。確かに「かながわソーラープロジェクト」に対する県民の関心や期待は大きかったと思います。この間、県議会では、知事の公約の実現にむけての具体的なプロセスが問われてきましたが、私は、知事の地域エネルギーの創出に向けた取組み、その基本姿勢を否定するつもりは有りません。
県民の期待に応えるためにも、新たな数値目標に向けて知事が示された「原子力発電に過度に依存しない」「環境に配慮する」「地産池消を推進する」という3つの原則のもと、エネルギー政策について議論を深めていきたいと思います。
その他、知事からは、総合計画の見直しに向けてプロジェクト中心の実施計画を策定していくことや、医療のグランドデザインの策定に向け取り組むこともあらためて表明されました。
決算審査も含め100日間に渡る定例会、ぜひ、ご注目ください。