地域に資する自然エネルギー開発モデル「夢風」
〜暑い暑い夏がやってきた。池のメダカも卵を産まなくなった。〜
2023年は、観測史上最も暑い年でした。そして2024年度の気温はさらに高い水準で推移しているそう。
「最も有効な対策は再生可能エネルギーへの転換です」「でんきは食料と同様に生きていくために不可欠なものなのに、日本のエネルギー自給率12% にしか過ぎないというのは、安全保障上も大きな問題です!」
そう話してくれたのは、半澤彰浩さん(生活クラブエナジー代表取締役)さん。
2012年に、生活クラブ(東京・神奈川・埼玉・千葉)が秋田県にかほ市に生活クラブ風車『夢風』を建設して12年。
2016年には電力自由化がスタートし、自宅で使う電気が選べるようになりました。
私たち消費者、組合員が共同購入に参加することで、「消費材=でんき」の中身(電源、契約プランや価格)をつくり変えることにもつながる。そう思って、私も生活クラブでんきに切り替えました。
にかほとのつながりは電気の供給にとどまらず、特産品、鱈しょっつるや、鱈しょっつるを使った「タラーメン」、純米大吟醸夢風生など、産者と組合員で開発した夢風ブランドが我が家の食卓にも上ります。(ナンプラーの代わりに鱈しょっつるを使った鶏肉のフォーは家族にも好評です。)
半澤さんは、再生可能エネルギーは地域社会の自立共生のための道具だと言います。夢風が稼働している「にかほ市・芦田地区」の自治会との相互交流や、「にかほ市自然エネルギーによるまちづくり基金条例」にもとづく基金への寄付の取り組みなども聴き、あらためて地域に資する再生可能エネルギーの可能性を再確認できました。
夢風をハブとしたこれらの取り組みは、エネルギーの自治ということにとどまらず、人とのつながりや食べ物の循環を生み出したローカルSDGsのモデルで、もっともっと広がると良いなあと思っていたら…
にかほ院内地区に風車2号を建設する運びとなって、風車ファンド2024の募集も始まっていたらしくて。
この日は、(株)自然エネルギー市民ファンド代表取締役吉田幸司さんより、市民ファンドのご説明もいただきました。風車2号を建設のために、私も市民ファンドに参加してみようと思ってます。
そういえば、半澤さんのお話から、生活クラブエネジーの卒FIT買取サービスに申し込んでいないことが判明してしまった。(いつの間にか、サービスが始まっていた…)なんと、なんと。早速手続きも完了です!